施術中に手が冷たい!冷え症のアイリストにおすすめの対策は?

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冷え症で悩む女性はとても多いです。寒い冬の施術中、手や足が冷たくなってつらい!と思っている人は多いでしょう。アイリストはお客様の目元に触れる仕事であるため、手が冷たくて思うように動かせない状態で施術をするのは大変危険です。今回は、女性の天敵でもある冷え症の原因や解消方法について紹介します。冷え症を解消して、手先のコンディションを整えましょう。

冷え症とは?

出典:pixabay

冷え症は、毛細血管に温かい血液が流れにくくなることで血管が収縮し、手足が冷えてしまう状態です。男性より筋肉量の少ない女性に冷え症は多く、自覚症状の有無に関わらず約8割の女性に冷えがあると言われています。
もし以下のような症状がある場合は、冷え症の可能性が高いでしょう。

・寒くないのに手足が冷たい
・お風呂から出たあとすぐに手足が冷たくなる
・厚着でも体が冷える
・布団に入っても手足が冷えている
・痩せにくい
・下痢や便秘になりやすい

冷え症の原因は?

冷え症を引き起こす原因はいくつかあります。思い当たるものはありませんか。

運動不足

運動不足により体の代謝が低下し、血液の循環が悪くなると冷えを引き起す原因になります。男性に比べて女性は筋肉量が少なく、体内で熱を生産する力が弱いため、体が冷えやすいです。

自律神経の乱れ

自律神経の乱れにより体温調整がうまくできないことも冷え症の原因のひとつです。普段から冷暖房の整った中で生活をしている現代人は、暑さや寒さの感覚が鈍くなり体温調整がうまくできない人が増えています。

食生活の乱れ

スナック菓子やファストフードの食べすぎ、あるいは無理なダイエットも冷え症の原因となります。ビタミンやミネラル不足は体を冷えやすくし、血液をドロドロにしてしまうので注意しましょう。

喫煙

タバコは血管を収縮させ、血流の流れを悪くする原因となりやすいです。結果、基礎代謝も低下し、冷えを引き起こします。

冷え症にはタイプがある

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実は冷え症にはさまざまなタイプがあります。代表的な4つの症状について見ていきましょう。

四股末端型

施術中に指先が冷たくなってしまう人は、四股末端型タイプの冷え症の可能性があります。体を温めるための熱を生み出すエネルギーが足りず、手足の末端まで血液が行き届かないことが主な原因です。
10代から20代の若い女性に多く、特に痩せ型であったり過度なダイエットをしたりしている人に目立ちます。普段あまり汗をかかない人や冷えと同時に頭痛や肩こりを感じやすい場合も四股末端型タイプの冷え症の可能性があるでしょう。

下半身型

デスクワークで長時間座っていると、下半身の筋肉が硬直して足の血の巡りが悪くなり冷えを引き起こします。一方、上半身には血が巡るため、汗をかきやすかったり顔がほてったりといった症状があります。

全身型

常に体温が低く、季節に関係なく寒さを感じるタイプです。自覚症状がないケースもあるため注意が必要でしょう。全身型の冷え症になりやすいのは、体質もありますが、不摂生な食生活によって基礎代謝が低下している場合に多いです。

内臓型

30代以上の女性の多い症状で、「隠れ冷え症」と呼ばれます。手足や体は温かいのにお腹が冷えやすい点が特徴です。内臓の冷えは内臓機能の悪化につながるため、汗をかきやすい、お腹が張るといった症状がある場合は注意が必要でしょう。

冷え症の解消方法5選

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冷え症を解消するには、どうすればよいのでしょうか。日常生活の中で取り入れたいことから仕事中にできる対策まで紹介します。

1.適度な運動をする

血液の流れをよくし、新陳代謝を促進することが冷え症の解消に効果的です。特に効果的な方法に運動があります。運動は激しいものではなく軽いウォーキング程度でOKです。仕事や家事の合間にストレッチをしたり、通勤時に一駅歩いてみたりすることから始めてみましょう。
血流改善に効果のあるウォーキングは、腕を大きく振り、大股で歩くことです。全身を使うイメージで行うとよいでしょう。

2.毎日入浴する

冷え症を解消するには、シャワーだけで済ますことなく、毎日しっかり湯船に浸かることをおすすめします。入浴のポイントとしては、38℃〜40℃くらいのぬるめのお湯に少し長めに浸かるようにしましょう。じんわり汗をかく程度がベストです。しっかり入浴することで副交感神経が活性化し、血行促進に効果があります。体を芯から温めるため、リラックス効果もありますよ。

3.体を温める食品を摂取する

食べものは、体を温めるもの、冷やすもの、どちらにも当てはまらないものに分かれています。冷え症を解消するには、体を冷やすものを避け、温めるものを意識して摂取するようにしましょう。

体を温める食べもの

寒い土地で採れる食材に多いことが特徴。ネギや生姜、ごぼう、ニンニク、ゴマやあずきなどの黒い食べものなどです。飲みものは、ほうじ茶や生姜湯、紅茶、ココアなどがおすすめ。

体を冷やす食べもの

主に暑い土地で採れる食べものに多いです。トマトやきゅうりの他、砂糖、バター、マーガリン、チョコレート、スナック菓子も体を冷やしやすいでしょう。飲みものはコーヒー、ジュース、緑茶などです。
注意したいこととして、冷え症を解消しなければと、体を温めるものばかり摂取するのもよくありません。バランスのよい食事を心掛けましょう。

4.手のひらのマッサージをする

仕事中でもすぐにできる冷え症の解消法です。指先の血行がよくなることで全身の血流改善が見込めます。
マッサージの方法は、手のひらから指の付け根までをくるくると親指でなで、次に手首にある「大陵(だいりょう)」と「神門(しんもん)」というツボを刺激しましょう。大陵と神門はリラックスのツボでもあります。ぜひ休憩時間に試してみてください。

5.腹式呼吸でリラックスする

腹式呼吸も仕事中にぜひ取り入れてみてほしい方法です。深くゆったりとした呼吸をすることで副交感神経を活性化させることができます。
腹式呼吸の方法は、息をふーっと吐いてお腹をへこませたら吐くのをやめましょう。すると自然に空気が入ってきてお腹や肺が膨らみます。これを5分間繰り返します。

まとめ

仕事中に手や足が冷えるとつらいですよね。特に手が冷えて施術に支障が出るようなことは避けたいものです。今回は冷え症の原因と解消法について紹介しました。冷え症を引き起こす原因は日常生活にもあることから、生活習慣を見直すことは冷え症の改善につながります。仕事の合間にできるマッサージもあるため、手先に冷えを感じたら試してみてはいかがでしょうか。201227Eia

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