【お客様のサロン離脱の要因上位!】マツエク施術後数日経って「チクチク当たる」原因って何?

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マツエクの施術後数日経って、お客様より「まばたきをすると何だかチクチクする…」「まぶたに何か当たっている気がして違和感がある」などと相談されたことはありませんか?お客様の中には相談することに躊躇して、そのまま我慢してしまう方もいるかもしれません。そうすると、お客様の目に負担がかかってしまうでしょう。サロンに相談できなかったお客様やマツエクがチクチクすることで不快に感じたお客様は、今後のサロン離れにつながったりクレームにつながったりする可能性もあります。そういったことを防ぐためにも、マツエクがチクチク当たる原因や起こり得るトラブルなどを一緒に考えていきましょう。

マツエクが当たってチクチクする原因とは?

まずは施術後数日でマツエクがチクチクする原因について紹介します。原因はいくつかありますが、大きく分けると グルーの問題と技術の問題です。
これ以外に考えられるのは、エクステが気になったお客様が目元を触ってしまい、抜けたエクステが目に入ったり目に当たったりしているということ。今回は、グルーの問題と技術の問題を掘り下げて見ていきましょう。

グルーの問題

グルーがくっついてまつげが引っ張られる

マツエク装着のときは問題がないように見えても、完全に硬化するまでには時間がかかります。そのあいだに、何らかの作用が働いてマツエクの根元が当たってグルー同士がくっついてしまう現象があるようです。
グルー同士がくっついてしまうと、まばたきのたびにまつげが引っ張られたように感じます。

目の乾燥やグルーの揮発成分

最近はスマホやパソコンを使う人が多く、さらにコンタクトレンズを使用している人も増えているので、目が乾燥しがちです。目が乾燥していると、目の表面に傷がつきやすくなり、傷ついてしまうと目がしみたりチクチク痛んだりします。
また、グルーに含まれるホルムアルデヒドが原因となっている場合もあるでしょう。

アイリストの技術の問題

産毛も一緒に固定している

アイリスト初心者に起こりがちな事例ですが、かき分けが上手くできていないために、産毛を巻き込んでエクステを装着することがあります。
そうすると、本来の向きでない方向に産毛が引っ張られたり、産毛が伸びようとしたりするときにまぶたが引っ張られて目の違和感につながるでしょう。

装着が根元過ぎる

本来であれば、まつげの根元0.5mm~1.0mmほどのところにエクステを装着します。しかしそれよりも根元に近づいてしまうと、エクステがまぶたに当たってまばたきをするたびにチクチクすると感じるでしょう。
「まばたきするたびに気になる」といわれたら、根元近くに装着していないかチェックしてみてください。

エクステの装着が甘く根元が浮いている

エクステのモチを良くする方法は、グルーとエクステをまつげにしっかり固定すること。ただ、グルーやエクステの付け方が悪いと、エクステが固定されず浮いてくることがあります。
原因はグルーの量が少ない、または、エクステを根元に装着しなければならないものを中央部分に接着させてしまっているなどです。浮いてきたエクステが目に当たって、目に傷がついてしまう場合もあるので注意してください。

お客様が我慢してしまうとトラブルになる可能性も!

ちょっとした違和感でも相談してくれるお客様の場合、すぐに対応すればトラブルにならずお客様にも負担がかからないでしょう。
しかし、ちょっとした違和感を「自分の気のせいかな」「これをお店の人にいってクレームと思われたらどうしよう」とお客様が我慢してしまうと、のちのちトラブルに発展する可能性もあります。
そうならないために、お客様との関係構築に努めなければなりません。また、気軽にお客様が相談できる環境作りも大切です。ここでは、環境作りにおすすめの方法を紹介します。

施術後に確認と説明を行う

施術前に注意事項などの説明をするはずです。それと同じように、施術後に具体例を出しながら、「さまざまな要因から目に違和感を生じる場合がある」ことを説明します。お客様を不安にしたり怖がらせたりしないように、言葉を選んで説明しましょう。
具体例とともに説明しておけば、マツエク初心者のお客様も「そういったことがあるのか」と相談しやすくなるはずです。そして、「違和感があれば調整ややり直しができること」「ささいなことでも気になれば連絡してほしいこと」を案内してください。

メールでできる相談窓口を作る

何度かサロンを訪れているお客様であれば、スタッフと関係が築けて、相談しやすいかもしれません。しかし初めて来店したお客様だと、相談できずに他のサロンに相談する可能性があります。そういったことが続くとリピート客の減少につながるかもしれません。
そこでおすすめなのが、メールでできる相談窓口です。電話だと少し相談しにくいと思うお客様もいますし、初めて来店したお客様もメールの方が相談しやすいでしょう。

眼科との提携で安心感を

施術ミスはあってはなりませんが、万一に備えて眼科と提携するのがおすすめです。サロンに相談できるお客様は良いですが、相談できないお客様にとって提携眼科はとても心強い存在になります。
また、アイリストにとっても、何か不安なことがあった場合に、提携眼科に相談できるので安心です。

何といっても技術の見直しを!

これまで、マツエクがチクチクする原因が環境作りについて説明しましたが、何といっても技術の向上が重要でしょう。それぞれの原因に、どういった技術が必要になるのかポイントを紹介します。

グルーがくっつかないようにしっかり乾燥させる

グルー同士がくっついてしまうのは、乾燥できていない可能性があるので、エアポンプやエアーコンプレッサーを使いしっかり乾燥させましょう。
また、表面が硬化してから次のエクステを装着してください。装着したエクステのすぐ近くに次のエクステを装着せず、遠いところから装着するのもポイントです。

テープ貼りの基本的技術の強化とグルーの取扱いを見直す

グルーの揮発成分が原因の場合は、テープ貼りを丁寧に行い目が開かないようにしましょう。テープ貼りは基本的な技術ですが、お客様の目の形によって貼るポイントが違うので練習が必要です。
その他には、グルーを正しく使うために室温を常にチェックし、容器をよく振って分離していない状態で使いましょう。

かき分け・装着技術の向上

施術の基本であるかき分けをマスターすれば、産毛を巻き込む事例は少なくなるはずです。かき分けが上手になると、どのまつげに装着すれば良いのか、分かりやすくなるでしょう。
ツイザーの持ち方や使い方、自分にとってのベストポジションを見つけるなど、練習を重ねて少しずつ改善していくと良いですね。それによって、施術スピードのアップにもつながるかもしれません。また、グルーを適量とる、正しい位置に装着することを心掛けましょう。

まとめ

お客様の突発的なアレルギー症状など、どうしても避けられないものもありますが、今回紹介した事例は注意すれば避けられるものばかりです。また、施術技術をアップさせることでも改善できるでしょう。その他には、お客様が何でも相談できる環境も重要です。相談できないことで、モヤモヤすることが増えクレームにつながることもあります。結果、お客様にご迷惑をおかけするだけでなく、リピーターを減らしてしまう原因にも。お客様が安心して通えるサロン作りを心掛けましょう。201011Eyn

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