まつげパーマ・まつげカールのかかりやすさには「個人差」あり!その原因は毛質?傷み具合?

この記事をシェアする

エクステと並んで人気の高いメニューとなっているまつげパーマ。自まつげを生かしたナチュラルな仕上がりとケアの簡単さが特徴で、エクステからまつげパーマに移行されるお客様も少なくないでしょう。そんなまつげパーマですが、いつもと同じようにかけているはずなのに、まつげパーマがかかりにくかった経験はありませんか?まつげパーマは、お客様のまつげの毛質や体調によって仕上がりが左右されるメニューです。まつげパーマがかかりにくい、その原因はいったいどこにあるのでしょうか。まつげパーマがかかりにくい原因について考察していきましょう。

まつげパーマがかかりにくい原因①毛質の違い

髪の毛にかけるパーマが毛質によってかかりやすさが違うように、まつげも毛質によってパーマのかかりやすさに差があります。

まつげパーマがかかりにくい毛質とは

まつげパーマがかかりにくいとされるのは一般的に、

太くてハリのあるまつげ
細いまつげ
柔らかいまつげ

といった毛質が挙げられるでしょう。
パーマは1剤でまつげの内部のシスチン結合を切断し、毛の内部を本来とは異なる状態にして2剤を塗布、再結合という形で固定していくのが基本。まつげパーマの基本については過去記事で確認しておきましょう。

<太くてハリのあるまつげ>
太くてハリのあるまつげの場合、まつげの表面のキューティクルの層が厚くてしっかりしているのが特徴です。キューティクルにブロックされるため、パーマ液が浸透しにくく、パーマ液の浸透が浅いとどうしてもパーマはとれやすくなってしまいます。加えて、元の状態に戻ろうとする反発力が強く働くことも、パーマがかかりにくい要因のひとつです。キューティクルがしっかりしている健康なまつげはパーマ液が浸透しにくくなるため、キューティクルが崩れたまつげの方がパーマはかかりやすくなるでしょう。

<細いまつげ>
細いまつげの場合、キューティクルの層は厚くないのですが、中にあるコルテックスがきれいにつまっています。そのためパーマの液剤が浸透しにくく、パーマがかかりにくい傾向にあるようです。

<柔らかいまつげ>
柔らかいまつげの場合、キューティクルは厚くなくパーマ液はしっかりと浸透します。しかし、毛の内部のシスチン結合が元々少ないため固定する力が弱く、パーマが持続しにくい傾向にあるよう。

まつげの油分がパーマ液の浸透を邪魔している可能性も

毛質と併せて、まつげの油分が多いことも、パーマ液が浸透しにくい原因のひとつです。前処理としてふきとりやクレンジングをし、それからパーマの工程に進むと思いますが、前処理が不十分である場合、まつげに付着したスキンケアやコスメなどの油分が落としきれていないこともあるでしょう。前処理がまつげパーマのかかりやすさに影響を及ぼす恐れがあるため、丁寧にかつ確実に行うようにしてください。

まつげパーマがかかりにくい原因②ダメージ毛

ダメージの強い傷んだまつげも、まつげパーマがかかりにくい原因です。

ダメージの大きなまつげはパーマ液が浸透しない

少し傷んでいるくらいのまつげの方が健康なまつげに比べるとまつげパーマがかかりやすくなりますが、ダメージの大きなまつげはパーマがかかりにくくなるようです。
ダメージの大きなまつげとは
乾燥してパサパサになっている
ビューラーの使用などによりキューティクルが開いている
といった状態を指します。
傷んだまつげは内部がスカスカになっているため、パーマ液が素通りしてしまい浸透しません。そのため、傷んだまつげにはパーマがかかりにくく、モチも悪くなるのです。

まつげパーマとマツエク、ダメージが少ないのはどっち?この記事で確認しておきましょう。

まつげが傷む原因と対処法は

まつげの傷み具合は髪の毛のように見てすぐ分かるというものではないため、判断が難しいところでもありますよね。まつげが傷む原因としては

目をこする
睡眠不足
うつぶせ寝
メイクしたままで寝る
落としきれていないアイメイク

といった事由が挙げられます。まつげパーマがかからないくらいまつげが傷んでいるお客様の場合、上記のまつげが傷むクセに心当たりがないか確認したうえで、

毎日の生活習慣の見直し
まつげ美容液での栄養補給
目の周りの決行促進
アイシャンプーでまつげ周りの清潔さをキープ

などをお願いしておきましょう。

人気のまつげ美容液Omeme.についてはこちらをチェック!

アイシャンプーについてはこちらの過去記事が参考になります。

まつげパーマがかかりにくい原因③たんぱく質の減少

お客様の体内のたんぱく質が不足していることが、まつげパーマがかかりにくい原因になることが、ごくまれにあるそうです。詳しく確認していきましょう。

まつげとたんぱく質の関係性とは

人間の体はおよそ10万種類のたんぱく質から構成されています。

たんぱく質の働き
臓器や筋肉、皮膚、骨、歯、髪の毛、爪などの材料となる
ホルモンや神経伝達物質を構成
免疫機能の向上
酵素を構成

たんぱく質不足=パーマの材料が足りない状態!

パーマの仕組みは、簡単に言うと、1剤でバラバラにしたたんぱく質を2剤で再び希望の形で固定するというもの。たんぱく質の還元、酸化作用による化学反応を利用しています。ということは、たんぱく質がない状態ではパーマに必須の材料が不足しているということ。どんなに強いパーマ液をつけても、思うような働きをしてくれないのです。

たんぱく質不足の原因は

たんぱく質不足の原因は、たんぱく質の素となる肉・魚・大豆製品の摂取が不足しているから。忙しい、ダイエット中などといった理由で食事をきちんと摂っていないと、たんぱく質不足に陥っている可能性があります。
たんぱく質の低下により

筋肉量の低下
髪の毛や肌にツヤがなくなる
爪が割れやすくなる
集中力や思考力の低下

といった症状が現れるのですが、たんぱく質が不足していると、体の中にある栄養素を補うため、不足しているからといってすぐに体調に支障が出るわけではありません。すぐに症状として現れないため、自覚症状が出にくいのも特徴のひとつでしょう。
「普段からパーマやまつげパーマがかかりにくい」という人や「普段はかかるのに今回はどうしてもパーマがかからない」という場合は、たんぱく質不足の可能性もあるかもしれません。たんぱく質不足の可能性を説明し、たんぱく質の積極的な摂取と数ヶ月後の来店をお願いするのも、ひとつの解決方法。お客様の生活習慣改善のきっかけになるかもしれません。

まとめ

まつげパーマの仕上がりを左右する要因は、毛質やダメージ、たんぱく質不足などが挙げられます。お客様の希望通りの仕上がりを提供できるのがベストですが、技術面以外の要因でどうしてもかかりにくいこともあるでしょう。「パーマがかかりにくい!」と感じたら、まずはあらゆる要因を探ってみるところから。まつげパーマがかかりにくい要因をいくつか把握しておくことで、お客様へアドバイスできることもあるかもしれません。200806Ess

この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事

この記事をシェアする