自宅で楽しむセルフネイル〜ジェルネイル・やり方・コツ編〜

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アイリストはお客様に直接手が触れる仕事のため、手入れはもちろん、ネイルを施している人も多いでしょう。中でも人気の「ジェルネイル」は、ポリッシュネイルよりモチが良く、さまざまなデザインが楽しめるため人気です。
ネイルサロンでケアしてもらうこともできますが、ジェルネイルは自宅にてセルフで楽しむこともできますよ。
そこで今回は、自宅でのセルフジェルネイルの楽しみ方をご紹介します。手順やコツをチェックしていきましょう。

セルフジェルネイルをするために必要なグッズは?

ジェルネイルは、ポリッシュネイルと違いさまざまなグッズを駆使して施していきます。まず、最低限必要なグッズをご紹介します。

ネイルファイル

出典:photoAC

「ネイルファイル」とは、爪やすりのことで、「ファイル」とも呼ばれています。ネイルファイルの中にも種類はたくさんあり、主に粗さで使い分けます。

爪の長さを整えるときには荒いものを、表面を削るときには細かいものを。と、使い分けが必要です。そのため、2種類持っておくと重宝しますよ。

プッシャー

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「プッシャー」とは、甘皮を処理するときに使う道具です。爪の生え際にある薄い皮を取り除くことで、見栄えも美しくなります。また、甘皮を残したままジェルネイルをすると、甘皮に引っかかったジェルから剥がれてきてしまうため、モチが悪くなることもあるそう。

プッシャーで甘皮を押し出してからニッパーでカットするタイプや、プッシャー自体がやすりになっていてそのまま押し出すだけで処理できるタイプがあります。

キューティクルオイル

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キューティクルオイルは、爪の周りに塗る保湿用のオイルです。指先は乾燥しやすく荒れやすいため、オイルで油分を与えましょう。カサついた指先は、マツエクの施術のとき気になることもあるため、定期的に塗ると良いですよ。

ウッドスティック

「ウッドスティック」は、名前の通り細い木の棒です。はみ出したジェルを取り除くときに使います。セルフジェルネイルでは、はみ出すことも多いため1本持っておくと安心ですよ。

ジェルネイルの筆

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ジェルネイルは、筆でジェルを取って爪に塗布して行っていきます。そのため、筆は必ず必要なアイテムです。形や大きさなどさまざまですが、定番の「フラット」や「オーバル」を持っておくとワンカラージェルは大丈夫でしょう。

ベースジェル・トップジェル・カラージェル

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ジェルネイルに最低限必要なジェルは、「ベースジェル」「カラージェル」「トップジェル」の3種類です。それぞれ別の使い方をするため、この3つは必ずそろえましょう。

UVライト or LEDライト

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ジェルネイルは、ライトで硬化してアートを作っていきます。そのため、ジェルネイル用のUVライト、もしくはLEDライトが必要です。大きさやワット数によって値段も変わってきますが、素早い硬化を求めていない人であれば、ワット数は小さくて大丈夫でしょう。

セルフジェルネイルの仕方手順

セルフジェルネイルをする際の手順をご紹介します。

1.爪の形をネイルファイルで整える

まず、ネイルの形を決めてネイルファイルで整えます。

先が丸い「ラウンド」、先端がシャープな「ポイント」、先が四角い「スクエア」などが代表的な人気の形です。

2.プッシャーで甘皮を掃除する

プッシャーを使って甘皮を処理していきます。甘皮の残りがあるとモチが悪くなるため、しっかり丁寧に行っていきましょう。

3.爪の表面をネイルファイルで少し傷をつける

少し表面に傷をつけることで、塗布したジェルがしっかりくっついてくれます。モチの良さにも繋がるため、目の細かいネイルファイルで表面を軽くこすりましょう。

4.ブラシなどで粉をしっかり取り除く

粉が爪の表面に残っていると、ジェルと爪の隙間に入り剥がれやすくなってしまいます。ブラシではらって粉やゴミを落としておきましょう。

ブラシがない人は、エタノールを染み込ませたコットンなどで拭き取っても大丈夫です。その際、水分が残っているとジェルが剥げやすくなるため、しっかり乾いてからジェルネイルを塗布するようにしてくださいね。

5.ベースジェルを塗布する

下処理が終わったら、ベースを塗っていきます。ベースジェルを筆に取り、爪の真ん中のラインから塗っていきます。その次にサイドにいくようにすると、全体が均一の厚さになりやすいですよ。

6.ライトに入れて硬化する

出典:photoAC

指先をライトに入れて硬化していきます。家庭用のライトは小さいものも多いため、人差し指~小指までの4本、親指の1本と、2回に分けて塗布と硬化を繰り返すのがおすすめです。

親指を硬化するときは、ライトと親指が並行になるように入れると、硬化残りがでにくいですよ。

7.カラージェルを塗布して硬化する

5~6の工程を繰り返し、カラージェルも塗っていきます。カラージェルの種類によっては色づきが薄いものもあるため、好みの濃さになるまで数回繰り返して調整しましょう。
一度で濃くしようとたっぷりつけず、数回に分けていくと綺麗な仕上がりになります。

8.トップコートを塗布して硬化する

カラージェルを塗り終わったら、トップジェルを5~6の要領で塗って仕上げます。このとき、未硬化ジェルと呼ばれる硬化しなかったジェルが残ります。ベタベタしているため、エタノールで拭き取をすると塗る工程は完成です。

最近では、「ノンワイプジェル」と呼ばれる、未硬化ジェルを出さないトップジェルも登場しています。仕上げの拭き取りが不要なので、ネイルサロンでもノンワイプジェルを導入しているところが増えているとのこと。

こちらを使えば最後の拭き取りの手間がはぶけますよ。

9.ネイルファイルでバリ取りをする

完全硬化後に、はみ出て硬化したジェルネイル「バリ」を、ネイルファイルで削ります。バリが残ったままだと引っかかりの原因になり、剥がれてくる原因になります。モチを良くするためにも、しっかりバリ取りをしましょう。

10.キューティクルオイルで爪周りをケアする

ジェルネイルのあとは、キューティクルオイルでしっかり保湿をしましょう。甘皮部分とサイドに塗っていきます。

モチが良くなる!ワンランク上のセルフジェルネイルのコツ

セルフでジェルネイルをすると、モチが悪くて悩んだことがある人も多いのではないでしょうか?
そこで、モチが良くなり綺麗に仕上げられるコツをご紹介します。

爪先を念入りに

アイリストなど、指先をたくさん使う仕事の人は、爪先から剥がれやすい傾向にあるのだそう。そのため、ベース、カラー、トップすべての工程で爪先をしっかり塗ります。

塗り残しやムラが引っかかりの原因にもなるため、丁寧に行うようにしてくださいね。

サイドを塗るときはあいている指で際を引っ張る

爪の真ん中部分は塗りやすいですが、サイドになると皮膚につきやすい上に、塗り残しが多くなります。あいている指でサイド付近の皮膚を引っ張り、隅々まで綺麗に塗りましょう。
サイドから剥がれやすい人は、ここに気をつけるだけでジェルのモチが良くなりますよ。

筆を持っている手を指で固定する

塗っていく工程は、どうしても手がぶれやすいため、筆を支えていない指で手を固定します。同じ圧で均等に塗りやすくなるためムラができにくくなりますよ。

セルフジェルネイルのコツを押さえて綺麗な指先を

セルフジェルネイルは、最低限のグッズとコツさえ掴めば誰でも簡単に施すことができます。
また、事前のケアを行うことでモチの良い美しい手元が叶うため、しっかりケアしてから行ってくださいね。ぜひ、参考に自宅でステキなジェルネイルを楽しんでみてはいかがですか?200628Ekn

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