乾燥する秋冬には手放せない!おすすめマツエク前処理剤のご紹介

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空気が乾燥する秋冬は、乾燥まつげのお客様が増える季節。ご存知のとおり、自まつげが乾燥しているとグルーが定着しづらく、マツエクのモチが悪くなる恐れがあります。そのため自まつげの乾燥が気になるお客様には、なるべく保水効果が期待できる前処理剤(プレプライマー)を使用するのがおすすめ!今回は、前処理剤の種類別の特徴や乾燥まつげへの施術におすすめの商品をご紹介します。

自まつげの乾燥はマツエクの大敵!

紫外線によるダメージや汗・皮脂の影響を受けやすい夏場もマツエクにとって厳しい季節ですが、秋冬も油断できません。なぜなら、冬場は空気中の水分量が少なく、自まつげも乾燥しやすいから
では、なぜマツエクの施術において乾燥まつげは不都合なのでしょうか。

グルーの硬化には、適度な水分が必要!

乾燥まつげのお客様への接術中、普段よりグルーの付きの悪さやスライドのしづらさを感じたことはありませんか?あの現象は、自まつげに含まれる水分量の不足が原因のひとつと考えられます。
ご存知のとおり、グルーの主成分であるシアノアクリレートは空気中やまつげの表面に付着している微量な水分と反応して硬化します。そのため水分量が不足した環境では、重合(グルーが硬化する際に起こる化学反応)がスムーズに進まないのです。

とはいえ、乾燥まつげであってもグルーが全く硬化しないというワケではありません。施術直後は何の問題もなく施術を完了できたように見えます。ところが実際には、エクステと自まつげとの接着が弱く、普段よりも取れやすい状態になっていることも…。

引用元:松風まつげエクステに関する知識-まつげの構造

ちなみに、ヒトのまつげは中心から外側に向かって、メデュラ→コルテックス→キューティクルの順番の3層構造になっています。通常、中間層のコルテックスは5~10%の水分を含んでいますが、5%未満になると保湿や保水ケアを必要とする乾燥状態であると言われています。

乾燥まつげは施術前に保湿or保水をするのがおすすめ!

まつげが乾燥していると、グルーの硬化がスムーズに進まず、マツエクのモチが悪くなってしまう恐れがあることが分かりました。そのため乾燥まつげのお客様への施術の際には、オプションメニューをオーダーいただき、まつげを今以上乾燥させない、または一時的に水分量を高めるのがおすすめです。例えば、トリートメントや保湿効果のあるアイシャンプーなどが良いでしょう。

エクステ装着の直前にまつげの保水や保湿を行うことにより、グルーの密着性がアップし、マツエクのモチを向上させることができます。実際に保水・保湿処置を行うと、ピタッ、ピタッとグルーが吸い付く感じでリズミカルに装着できる感覚を味わえるはず。
ただし、ほとんどのサロンにおいて、施術前のトリートメントやアイシャンプーは別料金のオプションメニューとしてのご用意。そのためお客様の中には、別料金が発生するということがネックとなってオーダーいただけないこともありますよね。

そんなときにおすすめしたいのが、保水効果のある前処理剤(プレプライマー)を使用すること。前処理剤なら追加料金をいただくことなく、乾燥まつげを少しでもマツエクの施術に適した状態へと近付けることができます。では、保水効果のある前処理剤とはどのようなものなのでしょうか?

保水効果が期待できる前処理剤とは?

前処理剤と一口に言っても、成分の違いによって3種類に大別できることをご存知ですか?

  • エタノール系
  • 弱酸性系
  • アルカリ系


上記の3種類について、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。保水効果が期待できるのは、どの種類なのでしょうか?

エタノール系の前処理剤

メリット:汚れを落とす力が断然強い
デメリット:皮膚への刺激が強い、自まつげの乾燥が進む


エタノール系の前処理剤の特徴は、メイク汚れや皮脂汚れを落とす力が3種類の中で最も強いこと。ただし、皮膚や自まつげへの刺激も強いため、現在はあまり使われなくなりました。多くの前処理剤が「エタノール不使用」を謳っているほど。エタノール系は保水効果どころか、自まつげの乾燥を促進してしまうため、乾燥まつげには極力使用を控えたいタイプです。

弱酸性系の前処理剤

メリット:肌や自まつげに優しい
デメリット:洗浄力は最もマイルド


肌やまつげは弱酸性である状態が最も健康だと言われています。そのため弱酸性の前処理剤は、肌や自まつげへのマイルドさが特長。ただし洗浄力もマイルドなので、メイク汚れが目立つお客様やオイリーまつげの方への前処理にはあまりおすすめできません。また自まつげに優しいという点では乾燥まつげの方の前処理にも使えますが、一般的には弱酸性系の前処理剤に保水効果があるとは言われていません

アルカリ系の前処理剤

メリット:汚れを落とす力が強い、保水効果がある
デメリット:ph(水素イオン指数)が高すぎると、自まつげのキューティクルを傷付ける場合がある


アルカリ系の前処理剤は、アルカリ電解水(またはアルカリイオン水)と呼ばれる特殊な水で構成されています。そもそも水は、電気を通す(電気分解する)と酸性とアルカリ性に分かれる性質を持っています。このとき、アルカリ性側に傾いた水の一部がアルカリ電解水なんです。100%水から作られているにもかかわらず洗浄力や抗菌効果が高く、保水効果があることでも知られています。
つまり、乾燥まつげへの前処理にはアルカリ系の前処理剤がおすすめというワケ!さらにグルーの主成分であるシアノアクリレートはアルカリ性の環境下で硬化が促進するという性質があるため、アルカリ系前処理剤を使用するとグルーの硬化がスムーズに進む効果も期待できます。
ただし、pHが高すぎるとキューティクルが開きやすくなるので注意が必要。ちなみに、液体の性質を決めるphの値は以下のとおりです。

pH6未満:酸性
pH6~8:中性
pH8以上:アルカリ性(pH8~11は弱アルカリ性・pH11以上は強アルカリ性)

 

おすすめのアルカリ系前処理剤3選

乾燥まつげにおすすめのアルカリ系前処理剤をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

オデット:アイラッシュクリーナー(アルカリ電解水)

 引用元:EYELUSH GARAGE

「アイラッシュクリーナー」は、最新の電気分解機器で製造されたアルカリイオン水。低刺激であることはもちろん、まつげをグルーの硬化が促進しやすいアルカリ性に傾けることができるので、乾燥まつげでもスムーズに施術を進めることができるでしょう。ちなみにpH値は12.0~12.5の強アルカリ性なので汚れ落ちもバツグン!

メディカラッシュ:クリアプレプライマー(前処理剤)

引用元:EYELUSH GARAGE

『クリアプレプライマー』弱アルカリ性(pH11.3)で肌への優しさと汚れ落ちの両方を兼ね備えた商品です。秋冬は、自まつげの乾燥だけでなく、まぶたなど目元周辺の皮膚も乾燥ぎみのお客様が増えますよね。そんなとき、頼りになるマイルドな前処理剤と言えます。

ラッシュヴォーグ:ピュアケイ 100ml

引用元:EYELUSH GARAGE

特許技術により、pH数値12.0(±0.5)をキープしたアルカリ電解水です。汚れの洗浄力の高さはもちろん、浸透力に優れているためまつげの水分保持をアップさせます。また眼刺激性テストにおいても、非常に刺激指数の低い“無刺激物区分”と評価された商品なので、皮膚が敏感な方にも安心して使えます。

まとめ

秋冬は、まつげが乾燥しがち…。そのため普段と同じ施術をしていては、マツエクのモチが悪くなってしまう恐れがあります。もしお客様のまつげの乾燥が気になった場合には、保水効果が期待できるアルカリ系の前処理剤を使ってみましょう。その後の施術をスムーズに進められるだけでなく、マツエクのモチが良くなり、お客様の満足度アップにもつながりますよ。ぜひ実践してみてください!191234Euk

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