「ユニークな福利厚生」がある会社ってある?他業界から学ぶ・マツエクサロンの福利厚生を考えよう

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就職活動をする際に重要視したいことのひとつ、それが「福利厚生が充実しているかどうか」。特に、マツエク業界は多くの女性が活躍する場所。結婚や出産などで、ライフスタイルが変化しても働き続けるためには、やはり福利厚生が整っているサロンに就職したい…というのが本音です。
また、「働き方改革」が注目されている現在、鍵となる福利厚生を充実させようと努力している企業も増加しています。
そこで今回は、「福利厚生」に注目。他業界のユニークな福利厚生を参考に、従業員の満足度アップにつながる福利厚生について考えてみましょう。

そもそも「福利厚生」とは?マツエクサロンに求められる傾向は?

まずは福利厚生とはいったいどういうものかおさらいしてみましょう。端的に言うと、福利厚生とは企業が従業員に対して通常の給与や賃金にプラスして支払う、金銭以外の報酬のこと。
福利厚生は法定福利厚生法定外福利厚生の2種類に分けられます。

法定福利厚生とは

法定福利厚生とは、法律で定められている福利厚生です。代表的なものは

  • 社会保険料の負担
  • 児童手当拠出金の納付

です。それぞれ詳しく説明していきましょう。

社会保険料の負担

社会保険とは、健康保険、雇用保険、介護保険、労災保険など、企業に入る際に必ず加入させられる補償制度のことです。介護保険は40歳から、それ以外の保険は入社と同時に加入しなければなりません。労災保険は全額、それ以外の保険は半額が企業負担となります。

児童手当拠出金

国や地方団体から子育て世代へ支給されている手当が児童手当です。企業に就職した人は、子どもがいるいないにかかわらず、給料の0.15%を児童手当の財源として納めることが義務付けられています。しかしこれは企業が支払うものであり、従業員には一切負担がありません。

法定外福利厚生とは

法定外福利厚生とは、法律には定められていませんが、従業員の意欲向上を目的に企業が独自に定めている福利厚生です。代表的なものは以下の通りです。

  • 住宅手当、家賃補助
  • 交通費支給
  • 家族手当
  • 社員食堂
  • 健康手当補助

法定外福利厚生の内容は企業によって異なりますが、就職活動の際に企業を選定する重要なチェックポイントになります。
一般的に「福利厚生が充実した企業」とは、「法定外福利厚生が充実した企業」である、と考えられています。

マツエクサロンの福利厚生の特徴は?

さて、マツエクサロンでは、いったいどのような福利厚生を定めていることが多いのでしょうか?また、従業員からはどのような福利厚生を求められているのでしょうか。 Beautéでは過去に、このような記事を掲載しました。

この記事を見ていただいてもわかるように、やはり「女性の働きやすさに関わる制度」のニーズが高く、そのような制度を導入しているサロンが多いようです。例をあげると

  • 店舗販売商品およびマツエクの社員割引
  • 産休、育休制度
  • サロン併設保育園への入園

など。 しかし、チェーン展開をしている大規模なサロンならともかく、中規模、小規模のサロンでは、コスト面からなかなか福利厚生の充実を図るのは難しい…というのが現状です。 サロンと従業員、両者のニーズが合致した福利厚生を厳選して導入することが、多くの中~小規模サロンの今後の課題と言えるかもしれません。

ユニークな福利厚生が増加中

最近では、ユニークな福利厚生を導入している企業が増加傾向にあります。皆さんも、テレビやインターネットなどで目にしたことがあるのではないでしょうか?

もちろん、企業がそのような福利厚生を導入する背景には、以下のような明確な動機や理由があるのです。

人材を確保するため

慢性的な人員不足が深刻化している今、企業は人員確保および従業員の定着という課題を抱えています。そこで、企業側の分かりやすい魅力となるのが福利厚生。最近では、給与待遇の他に福利厚生の充実度で企業を選ぶ人も少なくありません。
そのため独自の福利厚生を考案、導入することで他社との差別化を図る企業が増えてきた、というわけです。

従業員のモチベーションアップ

従業員にとって福利厚生が充実している企業で働く、ということは生活面での不安が解消され、仕事に集中できる、というメリットがあります。
また、従業員がユニークな福利厚生を導入している企業の「遊び心」に共感することで、企業への貢献度や仕事へのモチベーションが高まる効果も期待できるでしょう。

知名度があがる

ユニークな福利厚生を導入すれば、話題になり、企業の知名度もアップします。またメディアに取り上げられると企業のPR効果にも期待できるでしょう。

ユニークな福利厚生がある企業5選

ではここで、ユニークな福利厚生を導入している企業を5つ、ご紹介いたしましょう。
サロンの福利厚生を考える際のヒントになるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。

GMOインターネット株式会社の「おひるねスペース」

引用元:GMOインターネット株式会社

GMOインターネットグループは、午後の作業効率アップを図るために、約20分の「お昼寝時間」を推奨しています。それに伴い12時半~13時半の1時間の間、会議室を「おひるねスペースGMO Siesta」と称して開放、従業員は誰でも気軽にお昼寝利用できるようになっています。

Chatwork株式会社の「出産立ち会い制度」と「チャット保健室」

引用元:chatwork株式会社

メッセージサービスの提供およびセキュリティソフトの販売を行うチャットワーク株式会社では従業員の声から立案された「出産立ち会い制度」「チャット保健室」が導入されています。
「出産立ち会い制度」は、男性社員向けの制度で、奥さんの出産予定日の前後に在宅勤務を認める制度。「チャット保健室」は、いつでもどこでも、チャットで医学相談サービスを受けることができる制度です。

株式会社メルカリの「認可外保育園補助」

引用元:メルカリ スマホでかんたん フリマアプリ

フリマアプリ「メルカリ」を運営している株式会社メルカリでは、従業員の子どもが認可保育園に入園することができず、やむなく認可外保育園に入園することになった場合、認可保育園との差額の保育料を会社が負担する制度を導入しています。
さらに、産休・育休から復帰した従業員に対して復職一時金を支給、継続的なキャリア育成をサポートしています。

株式会社サイバーエージェント「macalonパッケージ」

引用元:株式会社サイバーエージェント

インターネット広告事業を展開している株式会社サイバーエージェントは、女性がより働きやすくなるように、との目的で「macalon(マカロン)パッケージ」を導入しました。これは、女性のライフワークバランスを充実させることを目的とした包括的女性支援制度。主な内容は以下の通りです。

エフ休

女性特有の体調不良のときに月1回取得できる特別休暇

妊活休暇

不妊治療中の女性社員が治療・通院などの際に月1回取得できる特別休暇

妊活コンシェル

妊活に興味がある社員、妊娠に関して不安がある社員が、専門家による30分のカウンセリング相談を月1回実施することができる制度

キッズ在宅

子どもが体調不良の際に在宅勤務できる制度

キッズデイ休暇

子どもの学校行事の際に、休暇を取得できる制度

株式会社クックパッド「まかない」

引用元:クックパッド株式会社

料理レシピ投稿や動画サービスで有名な株式会社クックパッドでは、会社に支給された食材を、社員が自由に料理して、社内のキッチンで食事をとることができる「まかない」制度を導入しています。
ユーザーがサイトに投稿したレシピを実際に作って食べるのが、この会社の日常風景となっているようです。

まとめ

ユニークな福利厚生を導入することは、人材確保に役立ち、他のサロンとの差別化も図ることができるというメリットがあります。
しかし、やみくもに「おもしろいもの」を取り入れるのではなく、まずは福利厚生を取り入れる目的を明確にし、サロンのコンセプトに合った制度の導入を検討するようにしましょう。191106Eco

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