【基本振り返り】モチが格段に変わる?「マツエクグルーのとり方・量の調整」をマスターしよう!

マツエクのモチは、お客様の満足度を左右する重要なポイントです。マツエクのモチを決める要因はいくつかありますが、エクステを装着する際のグルーの量もそのひとつ。グルーをとる量の調節は、アイリストにとって基本中の基本ですよね。今回はそんなグルーのとり方や量の調節の方法についておさらいしてみましょう。
グルーのとり方をマスター!グルードームについておさらい
まずは基本中の基本、グルードームについておさらいしてみましょう。
ぷっくりとしたグルードームは基本中の基本!
引用:これが「正しいマツエクグルードームの作り方」だ!おすすめグッズ解説あり
グルーは空気中の水分に触れることをきっかけとして硬化がスタートします。硬化し始めたグルーでマツエクを装着すると、つきやモチが悪くなる原因に。プレートに出したグルーが硬化するのは、外側の薄い部分からです。工作用の接着剤も、薄ければ薄いほど乾きが早くなりますよね。マツエクで使用するグルーも原理は同じ。そのため、プレートに出すグルーはぷっくりとしたキレイなドーム状になっているのが理想です。グルードームがキレイにできているかどうか次第で、エクステを装着する時間が変わります。グルードーム次第では、何度もグルーを出し直すこととなり、施術時間だけでなく使用するグルー量にも影響が。基本ではありますが、ベテランアイリストと初心者アイリストの差ともなる重要なポイントです。
使用しているグルーや季節によっても硬化速度はまちまちですが、お客様ひとりの施術でグルードームを作るのは2~3回が理想。それ以上にグルーを出している!と思ったアイリストは、今一度グルードームの作り方から見直してみるといいかもしれません。
グルードームの作り方をおさらいしよう!
引用:これが「正しいマツエクグルードームの作り方」だ!おすすめグッズ解説あり
ぷっくりとしたキレイなグルードームを作るためのコツは、グルーの落とし方にあります。上からポタッと落とすようなイメージでグルーを出しましょう。ぷっくりさせるためには量が多い方が良い!と思うアイリストもいるかもしれませんが、たくさん出して横に流れてしまった状態では、エクステにグルーをつけるときに重要な高さがなくなってしまううえ、硬化しやすくなってしまうことも。垂らすグルーは1滴、もしくは2滴までに留めておくことが大切です。
グループレートの素材もポイント
どうしてもグルードームがキレイにできない…そうお悩みのアイリストは、グループレートを見直してみるのもひとつの方法です。グループレートの素材次第で、空気への触れやすさが変わることがあります。グルードーム作りが苦手なアイリストやデビューして間もない初心者アイリストにおすすめなのは、ペーパータイプのグループレート。中央に集まりやすい加工がしてあるものもあるので、いくつか試してみるといいかもしれません。グループレートにシートをのせて使用すれば、都度捨てることができるためお手入れも簡単で時短にもなります。
グルードームについてはこちらの過去記事をチェックしてみましょう。
グルードームから抜き出すスピードにも注意!
次にエクステにグルーをつける際のポイントをチェックしていきましょう。
エクステにグルーをつけるときのポイントは?
引用:【画像解説&練習方法付き】多ければ持つとは限らない!!「グルーの適量」とは?
ツイザーでつかむのは、エクステの根元から3mmくらいのところ。ぷっくりとしたグルードームの中心にエクステを差し込むことで、硬化していない状態のグルーをつけることができます。接着面以上はつけないよう、差し込む長さは慎重に!
グルーの適正量はどのくらい?
グルーの適正量は、スライドして装着するのか圧着して装着するのかという、装着方法によっても異なります。
スライドの場合…エクステにつくグルーの玉が大きめ
圧着の場合…エクステにつくグルーの玉が小さめ
になれば、装着のしやすい状態に。下の写真はスライド向きの、グルーの玉が大きめについた状態です。
引用:【画像解説&練習方法付き】多ければ持つとは限らない!!「グルーの適量」とは?
スライドして装着する場合は、グルーの粘度によっても異なりますが、上記の写真のように
◆根元とその上にグルーの玉が2個ある
◆装着幅よりもやや短い位置までグルーがついている
というのが理想の状態。この状態で安定してグルーをとることができるよう練習を重ねてみてください。
スライドさせながらの装着のポイントはこちらをチェック!
グルーの適量についてはこちらの過去記事も参考になります。
グルードームから抜き出す時間によってもグルーの量が変わる
実は、グルードームからエクステを抜き出す時間によっても、付着するグルーの量は変わります。グルーの粘度によっても異なるのですが、
グルードームから早く抜き出す→グルーが多く付着
グルードームからゆっくり引き出す→グルーが少なく付着
グルードームから早く抜き出す→グルーが少なく付着
グルードームからゆっくり引き出す→グルーが多く付着
となります。グルーの量を安定させるためには、練習あるのみ!グルーをつけたエクステをティッシュに並べ、染み込んでいるグルー量が同じくらいかどうかを確認するなど、練習を重ねてみてください。
グルーをとったあとの調整について。
最後に、グルーをとったあとの調節方法を押さえておきましょう。
グルー量の調節方法<多かった場合>
グルーをとったあと、グルー量が多い場合はダマにならないよう、グループレートの上で調節します。なでつけるようにするとグルーがすべてとれてしまうため、トンと軽く押さえて調節するのがいいでしょう。素早く調節しないと硬化してしまうため、スピードが重要です。
グルー量の調節方法<少なかった場合>
エクステにグルーを複数つけた場合、1度目につけたグルーと2度目につけたグルーでは硬化速度に微妙な差が出ます。そのため、モチに影響を及ぼす可能性も。グルードームにエクステを2回以上差し込んで2度つけするのは、基本的に禁止です。そのため、少なかった場合はそのエクステは使用せず、新しいものを使いましょう。新しいエクステを無駄にしないためにも、安定したグルー量がとれるよう練習を重ねる必要があります。
まとめ
グルーの機能性を最大限に引き出すためには、グルードームの作り方やグルーのつけ方といった基本を忠実に守ることが大切です。使用するグルーにどんなにこだわっても、グルーをうまく使いこなせなければ意味がありませんよね。モチがいまいちかも…そう思ったときは、目が行きがちな装着の技術だけでなく、装着前の基本となるグルーについて見直すことも、スキルアップに繋がりますの一環。グルーの見直しでモチが格段にアップさせることができるかもしれません。191228Ess