実はスクールに通わず「未経験就職」が多い?アイリストになるのに必要なステップとは

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女性の美をお手伝いするアイリストは、とてもやりがいのある職種。その一方で専門的な知識や技術を必要とするため、実際に未経験者がアイリストとして活躍できるようになるまでには、いくつかのステップを踏まなければなりません。そこで、アイリストになるための選択肢の一つとしてあるのが「マツエクスクール」です。しかし、近頃はスクールに通わずに就職をする若手アイリストが増えつつあります。今回はアイリストになるためのステップにはどのようなものがあるのかを踏まえながら、この背景に迫ります。アイリストを目指したいと考えている人や、アイリストへの転職を検討している人は、参考にしてみてください。

アイリストになるには何が必要?資格や経験はいるの?

女性の”美”をサポートするアイリストは、若い世代の女性を中心に人気のある職業。また、マツエク業界は現在進行形で拡大をし続けていることから、アイリストは慢性的に人材不足気味と言われています。このような背景もあり、アイリストとしてマツエク業界で活躍したい!と考える女性も増えてきているようです。
そこで、まずはアイリストになるためのステップについて確認してみましょう。Beautéでもこれまでに何度かご紹介してきましたが、再度おさらい!

アイリストになるための第一ステップは、まず美容免許を取得することが必須。そのために、美容師の専門学校(昼間部もしくは夜間部)に2年通信の場合であれば3年かけて通う必要があります。既に免許を取得している美容師であればこの期間を省略できることから、資格を活かしてアイリストとして転向するパターンも少なくありません。
しかし、専門学校で学ぶ内容はスクールによっても差はありますが、主に美容師向けのヘアメイクに関する勉強がほとんど。アイリストに必要な知識や技術の多くは学ぶことができません。そのため、美容専門学校取得後さらに、専門的な知識や技術を習得する必要があります。では、その習得方法にはどのような方法があるのでしょうか。

①マツエクのスクールに通う

「アイリストとして必要な知識や技術をしっかりと身につけてから、働きたい」そんな考えのもと、美容師の専門学校を卒業後、さらにマツエクのスクールに通う人もいます。コースの設定時間はそれぞれ異なりますが、だいたいの相場は20~60時間ほど。費用は1時間あたり約1万円前後のところが多いですが、安いところでは50時間で30万円ほどのところもあるようです。また、なかには短期講座をメインとしていて、最短の1日コースを提供していたりするところなど、期間や内容はスクールによってもさまざまです。
マツエクのスクールについてこちらの記事でも紹介しています。

②通信講座を受講する

スクールに通う時間が捻出できない人は、DVDやテキストなどを使った通信講座で専門知識や技術を学ぶのも方法のひとつ。なかには、施術用のマネキンを使用しながら勉強を進めていく講座内容もあります。通信講座を受講する際に必要となる費用の相場は、だいたい1~10万円ほど。通信講座によっては、受講終了後に資格証明書である「ディプロマ」を発行するものもあるようです。
通信講座で学ぶメリットについては、こちらの記事を参考にしてください。

③マツエクサロンに就職して技術を習得する

求人情報を見てみると、未経験者でも採用を打ち出しているサロンが意外と多くあることが分かります。この場合、サロン内で研修制度を充実させているケースがほとんど。研修期間は、サロンによって異なりますが、だいたい1~3ヶ月ほど、長い場合では半年間ほどで設定されているケースもあります。また、単純に期間のみを設定している場合以外にも、技術チェックをクリアしていくスピードに応じて研修期間も変動していくサロンや、モデルの施術を○人したら研修終了という基準を設けているサロンもあるようです。

実際にはどうやってなっている人が多い?

では、現在活躍しているアイリストたちは、前述した①~③の方法のうち、どの過程で実際に技術を習得しているのでしょうか。実は最近増えてきているのは、冒頭でも紹介したように③の方法。美容師の専門学校を卒業したのち、そのままマツエクサロンへと就職する人が増えてきています
もちろん①と②の、専門学校を卒業してからスクールに通ったり、通信講座を受講したりする方法にもメリットがあります。スクールに通う、もしくは通信講座を受講するというのは、確かな技術を学んだ証となります。それと同時に「アイリストになりたい!」という熱意を示すこともできるため、就職時に有利に働くケースもあるはずです。また、スクールが提携先のサロンを就職先として紹介してくれるケースもあるかもしれません。

では、なぜ、スクールに通わずにサロンに就職するという選択をする人が多いのでしょうか。
それは次のような点に魅力を感じる人が多いからだと考えます。

技術習得に費用がかからない
スクールに通わない分、早くデビューできる
サロン独自の方針や技術が教われる

スクールに通う方法と大きく異なるのが、技術習得に費用がかからないこと。前述したように、スクールに通うとなると、それなりの費用を負担しなければなりません。
一方、スクールに通わずにサロンに就職する選択をした場合、費用がかからないだけでなく、研修を受けながらさらに給与が支払われるのが一般的。研修期間中の給与については、通常の満額に対し90%の支給としているところもあれば、アルバイト扱いとなるところや通常時の給与と同額のところなどさまざまです。いずれにせよ、アイリストのメイン業務である施術ができず、サロンの戦力となれていない期間中においても、給与が受けとれるというのはありがたい限りです。

また、サロン独自の方針や技術を身につけられる点も大きなポイントです。施術に使用するグルーやラッシュなどの商材はサロンによって異なりますが、商材が変われば技術面での細かな部分にも違いが出てきます。一度スクールで身につけた技術を、再度修正するのは人によっては苦労することもあるでしょう。ゼロに近い知識からのスタートは苦戦する点もありますが、サロンの求める人材に近づきやすい一面もあると言えるかもしれません。

研修内容やデビューまでの期間などについては、こちらの記事もチェックしてみてください。

未経験アイリストの求人が多いサイト紹介

スクールに通う場合と通わずにそのまま就職をする場合、それぞれにメリットがあります。それらを考慮したうえで、「スクールに通わずに就職」を選択した場合、つぎのステップとしては、未経験者を募集しているサロンであるかどうかをチェックして就職先を絞ることが大切。先述した通り、未経験者募集と打ち出しているサロンの多くは、研修を充実させている傾向にあるためです。また、研修のおおよその期間や研修中の給与についても確認しておくと安心です。募集要項の記載されていない場合は、直接サロンに確認を取ってみるのもよいでしょう。

では、最後に未経験アイリストの求人が多いサイトをご紹介します。

リジョブ

出典:リジョブ

美容業界最大級の求人数を誇る『リジョブ』。全国の求人総数26,000件以上が掲載されているほか、会員約37,000人の転職をサポートしています。また、検索機能も充実していて、「未経験者歓迎」や「研修制度あり」などの項目をチェックすれば、希望する勤務条件を満たしたサロンだけに絞り込むことも可能。ほかにも「商業施設内」や「繁華街」などの立地条件を指定できたり、「客単価○円以上」で検索をかけることもでき、細かな条件で検索をかけることができます。サイト内は、就職に役立つコンテンツも掲載されているため、登録しておくといろいろなシーンで活用できそうです。

美プロ

出典:美プロ

『美プロ』は、美容業界に特化した求人・転職サイト。アイリストをはじめ、美容師やエステティシャン、ネイリストなど美容に関する幅広い職種の求人情報を掲載しています。また、勤務エリアや給与額だけでなく、「未経験者」、「主婦ママ歓迎」、「WワークOK」など、さまざまな条件で検索をかけることが可能。なかにはたった3分で応募が完了できるコンテンツもあり、仕事や家事に追われている女性にもおすすめです。

サロンdeジョブ

出典:サロンdeジョブ

『サロンdeジョブ』は、コンサルタントのいる求人サイト。業界の知識や紹介サロンの細かな情報を得ているコンサルタントが、会員の現状リサーチや面談対策を実施したうえで、ベストな就職先を探し出してくれます。「記載されている情報だけではサロンのイメージが分からない」と不安な場合は、ぜひサロンdeジョブのコンサルタントに相談してみましょう。

また、こちらの記事では、採用基準や就職活動をする際に注意しておきたいポイントなどを紹介しているため、サロン探しをする前にチェックしておきましょう。

 

まとめ

未経験者がアイリストになるためには美容師免許が必須ですが、アイリストとしての専門的な知識や技術を身につけるにはいくつかの方法が存在します。それぞれの方法に良い点・悪い点があるため、自身の性格や求める働き方に合致する方法を選択することが大切です。これからアイリストを目指すのであれば、どのような過程で自分はアイリストになるのか、ビジョンをしっかり描いておくようにしましょう。191018Emm 

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