【マツエクサロンの接客小ネタ】雨で服や靴が濡れているお客様へのベストな対応とは?

この記事をシェアする

雨の日の集客は、接客業やサービス業を行うお店にとって、いつもと少し違った対応が必要となることも。雨の日の外出は服や靴が濡れてしまい、気分が滅入ってしまいますよね。マツエクサロンに通うお客様も、雨の日にわざわざ出かけるのは気分が乗らないこともあるのではないでしょうか。
しかしマツエクサロンでは事前予約するケースが多く、当日雨だからと、行くのをやめるというわけにもいかないものです。そのような雨のなか来店していただけたお客様へ、ベストな対応ができれば、サロンとしてアイリストとして良い印象を与えられるのではないでしょうか。今回は、雨の日のおもてなしについて考えてみましょう。

雨の日だからこその来店時のおもてなし

雨の日のお出かけ。傘を差していても、服やバッグ、靴が濡れてしまうことがよくあります。お客様がサロンに来店されたときに、雨の日だからこその気づかいあるおもてなしを提供できれば、お客様の心を掴むことができるかもしれません。

体を拭けるようにタオルを用意

小ぶりの雨なら気にならないかもしれませんが、雨足が強い日は傘を差していても肩やバッグが濡れてしまうことも。濡れたままにしてしまうと、不快なだけでなくニオイの原因になることもあります。来店してすぐに体やバッグを拭けるタオルを手渡すと、お客様に喜んでいただけるのではないでしょうか。もし来店時すぐに接客できないようであれば、入口付近の棚や傘立て横に、「体などを拭くために、ご自由にお使いください」とメッセージを付けて、タオルを用意しておく方法も良いと思います。
タオルは小さくても構わないので、薄いものよりもふわふわとしたボリュームあるものの方が喜ばれます。濡れたタオルをずっと放置しておくと嫌な臭いが漂ってくるため、できるだけ早めに回収するようにしましょう。

傘立てや傘をたたむ場所に配慮しよう

雨の日に備えて、傘立てを用意していることでしょう。しかし一般的な傘立ては、長傘用。朝から雨模様の日には長傘を持ち歩くかもしれませんが、午後から雨予報の日などの場合には折りたたみ傘を利用する人も多くいます。折りたたみ傘も収納できる傘立てを用意しておくと、玄関周りの傘収納がすっきりしておすすめです。もちろん地面に傘を置かずにすむので、お客様からも喜ばれますよ。
折りたたみ傘用の傘立てには、こちらのような後付けできるタイプのものが便利。

出典:Amazon

さらに急な雨ならビニール傘を利用されるお客様も多いことでしょう。1本ずつレセプションで預かることができれば良いのですが、スペースを考えるとなかなか難しいかもしれません。傘の取り間違いがないように、番号札を付けるなどの対応を検討しましょう。

傘の収納スペース以外にも、傘をたたむときのおもてなしも大切です。玄関の軒下が狭いと、ドアの前で傘をたたむ際にどうしても濡れてしまいます。そのような場合はドアを開け、体を店内に入れてもらってから、傘をたたんでもらってはいかがでしょうか。
また手荷物が多いと、傘をたたむのが大変なことも。さっと駆け寄り、手荷物を持ってさしあげる、代わりに傘をたたむといった配慮ができると良いですね。

濡れた靴や靴下を乾かす

雨の日は、足元は特に濡れやすい場所です。濡れたままの靴や靴下のままでは、施術中お客様もリラックスできません。お客様に快適なひと時を過ごしてもらうためには、不快に感じていることを少しでも解消できる対応が大切です。たとえばスリッパに履き替えてもらう、替え用の新品の靴下やストッキングをお渡しする、などが雨の日の対応としてできるのではないでしょうか。無料で替えの靴下を用意するのが予算的に困難な場合には、有料で用意しても良いでしょう。待合室の机に「替え靴下〇円」など記載し、広く案内するとお客様も利用しやすいですよ。

また一時間以上かかる施術時間を利用して、靴を乾かしてさしあげるのはいかがでしょうか。靴を早く乾かすにはキッチンペーパーや新聞紙を入れるのが有効ですが、珪藻土の上に置くだけでも靴に含まれる水分量は違います。さらに靴乾燥機を設置するのもおすすめです。

出典:Amazon

たくさんの靴乾燥機が販売されていますが、サロンで使う場合には動作音が静かなものがおすすめです。靴乾燥機を用意できない場合には、ヒーターやサーキュレーターの前に濡れた靴を置いても良いでしょう。

これらの対応以外に来店時のお声がけも、雨の日は普段と少し変えてみましょう。たとえば、「足元の悪いなか、ご来店いただきありがとうございます」「先にドライヤーで髪の毛を乾かされますか?」などがあります。雨の日だからこその気づかいができるアイリストになれるよう、創意工夫してみてくださいね。

天気に関係なく、お客様が求めているおもてなしについて、過去にもbeautéでお伝えしました。こちらの記事も参考にしてみてくださいね。

雨の日だからこその退店時のおもてなし

来店時の濡れた体を拭くタオルや靴を乾かすといった対応だけでなく、退店時にも雨の日だからこそのおもてなしを心掛けましょう。

傘をきれいにたたみ直す、水滴を払っておく

予約ギリギリや遅れて来店された場合には急いで傘をたたみ、くしゃくしゃになっていることも。傘をきれいにたたみ直しておけば、退店時に傘を手にしたときにお客様がうれしく感じてくれるかもしれませんね。水滴が付いたままの傘は、開くときに水滴が飛んで濡れてしまうことも。傘をたたみ直す際に、水滴も払うようにしておくと良いでしょう。

傘をさす間、手荷物を預かる

手荷物が多いお客様の場合傘をさす間手荷物を預かることも、すぐに取り入れられる雨の日の対応です。またはお客様の代わりに傘を差して、お渡ししても良いでしょう。軒下が狭いサロンなら、より喜んでもらえるサービスかもしれませんね。

車まで傘を差してお見送りする

サロン前が駐車場になっている場合、傘をささずに車から店内に走って来られるお客様もいます。その際には車まで傘を差してお客様をお見送りするようにしましょう。

雨の日は、当日予約は少ない傾向にあります。いつもよりゆっくりと丁寧な接客をするチャンス!忙しい毎日では十分にできていなかったおもてなしを、来店から退店まで心掛けてみましょう。

雨が多い季節には、マツエクのケアポイントも少し変えてお伝えしてみてはいかがでしょうか。こちらの記事が参考になるので、チェックしてみてくださいね。

突然の雨に備えて

最近は日本でも突然の雨が多くなりましたね。天気予報で雨となっていないと、折りたたみ傘も持ち歩きませんよね。施術が終わって外を見たら、雨。傘を持っていなければ、雨に濡れながら帰っていただくしかありません。しかしグルーがしっかり硬化するまでは、できれば濡らさないようにしてもらいたいもの。お客様が濡れないように、またマツエクのモチが悪くならないように傘をお貸ししてはいかがでしょうか。
傘をお貸しすることで、「返しに来店しないと」という気持ちもお客様に生まれて、リピートに繋がるかもしれません。もちろん、その負担が発生しないよう、ビニール傘などにして、「もしよかったらそのままお持ちください」と言えるとより理想です

また駅まで距離があるなら、「タクシーを呼びましょうか?」とお声掛けしてみましょう。ご利用にならないお客様が多いかもしれませんが、喜ばれる方もいるかもしれません。ぜひ一声かけてみてくださいね。ただし、迎車料金がかかる旨はしっかりと伝えましょう。

雨の日の技術に関してもチェック

雨の日だからこそ気をつけたい、マツエク装置やグルーの保管について、こちらの記事でも勉強しておきましょう。雨の日でも普段と同じレベルで施術ができることが、プロのアイリストとして大切ですよ。

まとめ

雨の日のちょっとした気づかいで、お客様の心を掴むことができるかもしれません。ぜひ今回紹介した雨の日の特別な対応を取り入れてみてくださいね。また雨の日の集客に悩んでいるなら、雨の日特典の導入もおすすめ。割引やオプションサービスなどを試してみてくださいね。190724Eoa

この記事をシェアする