自まつげとマツエクの「カール差」が気になるお客様への提案や技術を知っておこう

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自まつげにコシや長さのあるお客様の中には、マツエクを装着した際に「自まつげとエクステの境目が気になる」という声もあるようです。自まつげをエクステになじませ、差を感じさせないように装着するのが、マツエクの基本ですよね。できるだけ差が気にならないように装着できるかどうかは、アイリストの提案や施術技術にかかっています。気になる差を解消するためには、エクステ選定と技術、両方の側面が必要と言えます。それぞれの方法を詳しく確認していきましょう。

そもそも、「自まつげとエクステの差が気になる」ってどういう状態?

お客様の中には、「自まつげとエクステの差が気になる」という声もあるようです。差が気になるとはどういう状態なのでしょう。確認していきましょう。

「自まつげとエクステの差が気になる」状態とは

自まつげとエクステの差が気になるとは、どのような状態なのでしょうか。エクステは自まつげの根元から中間に沿わせて装着するもの。まつげとエクステを装着した際、多少の差はあるものの一体化して自まつげをなじませるのが基本。しかし、自まつげや選定するエクステの長さ、太さによっては、エクステと自まつげが一体化せず、接着面からはみ出た自まつげが認識できてしまうこともあります。これが、自まつげとエクステのカール差が気になる状態です。

差が気になりやすいのは…

差が気になりやすい傾向にあるのは

・カールの強いエクステを装着したとき

・自まつげの本数よりも装着するエクステの本数が少ないとき 

差が気になりやすい傾向にある自まつげ

・コシやハリ・長さのある直毛まつげ 

差が気になりやすい傾向にあるのが、カールの強いエクステを装着したときです。自まつげ自体が直毛でカールがないお客様の場合、エクステのカールの角度に対して自まつげのまっすぐさが目立ってしまうことも。
差が気になりやすい傾向にあるのは、コシやハリ・長さのある直毛まつげのお客様。特に、下向きまつげが気になっているにお客様には、カールが強めのエクステを提案することもありますよね。カールが強いエクステコシやハリ・長さのある直毛まつげに装着すると、エクステと自まつげの差がより強調されてしまいやすくなるようです。
また、自まつげよりも装着するエクステの本数が少ないときも、自まつげが目立つことで差が気になることもあります。

横から見たときに気になる人多数!

自まつげとエクステの差は、正面から見たときにはわかりにくいもの。差をより感じやすいのは、横から見たときです。「自分では気づかなかったけど、周りの人に言われて気になるようになった!」というお客様の声もありました。
一度気になってしまうと、ついつい触ってしまうという人も多数!触りグセがついてしまい、マツエクが取れやすくなることもあるかもしれません。

境目が気になりにくい提案例とは?エクステ選定

「自まつげとエクステの差が気になる」というお客様には、どのようなエクステを提案するのがいいのでしょう。提案例をご紹介します。

カール感の違いによる選定

マツエクをしっかりと装着するために重要なのは、接着面の確保にかかっています。自まつげに対しカールが強いエクステは、自まつげに沿わせる面が少ない傾向に。カールが強いエクステよりも、まっすぐな面の多いエクステの方が接着面を確保しやすいようです。もちろんお客様の自まつげの状態や使用するエクステなどにも影響されるため、一概には言えませんが、CCカールよりもJカールやLカールの方が、自まつげとの差が目立ちにくくなるでしょう。
しかし、下がりまつげのお客様の場合、Jカールだと余計にまつげが下がってしまう可能性も。エクステが目にかかり視界が悪くなるだけでなく、せっかくのマツエク効果が半減してしまうかしれません。下がりまつげのお客様はCCカールよりもカールの弱いCカールやLカールの提案がおすすめです。

ラッシュの種類による選定

自まつげ自体のリフトアップ効果のあるラッシュを提案するのも、差を目立たなくするひとつの方法です。例えば、今トレンドのフラットラッシュ。モチの良さや軽いつけ心地で、今や定番ともなったラッシュですよね。
通常のエクステの断面は丸みがありますが、フラットラッシュの断面は平ら。そのため、グルーがしっかりとつき接着面が広いのが特徴です。自まつげとエクステの一体感を高まるため、差が気になりにくいはず。また、平たく軽量であるため、自まつげを根元から立ち上げて全体がリフトアップしたような印象を作ることができるのも大きなポイント。自まつげが立ち上がれば、差も目立ちにくくなるのではないでしょうか。

カウンセリングの際の説明で「イメージ差」を減らす

アイリスト目線で、装着したときに差が気になりやすいお客様を把握することもできますよね。注意したいのは、先述したように境目が気になりやすい傾向にある『まつげの長さやコシがある直毛まつげのお客様強いカールのエクステの装着を希望したとき』。カウンセリングの際、境目が気になりやすいかもしれないということまでお伝えできるといいかもしれません。エクステと自まつげの差が気になるかどうかは、実際装着してみないとわからないもの。先にお伝えしておくことで、代替案として差が気になりにくいエクステを提案できたり、仕上がりのイメージ差を減らすことができたりするかもしれません。お客様の希望と自まつげの状態に合わせたエクステの提案が、お客様満足を高める鍵になるはずです。

境目が気になりにくい技法とは?技術編

続いてカール差を気にならないように施術する技術について確認していきましょう。

アップワードラッシュの技法で装着する

アップワードラッシュとは、自まつげを持ち上げた状態にし、そこにエクステを装着する技術のこと。自まつげを上げた状態をグルーがキープしてくれるため、エクステがついている間は上向きまつげのまま。上向きまつげにエクステを装着するため、境目も目立ちにくくなるはずです。サロンによっては「カールアップラッシュ」や「リフトアップラッシュ」など、違う技術もあります。それぞれ少し技法が異なりますが、いずれも下がりまつげさんを中心に支持を集める技術です。

まつげパーマをおすすめする

「自まつげとエクステの差が気になる」お客様は、基本的に自まつげが長くしっかりしているお客様。自まつげを生かすことのできるまつげパーマを提案するのもひとつの手段です。まつげパーマとは、その名の通り自まつげにパーマをかけてカールをつける技術。以前はまつげをロッドで巻き、まつげをくるんとカールする方法が一般的でした。それに対し、今現在注目を集めているのが、次世代まつげパーマと呼ばれる新技術。

パリジェンヌラッシュリフト

アッパーリフトカール

ケラチンラッシュリフトボックス

といったように、様々な技術が登場しています。それぞれに違いはありますが、どれも化粧品登録の薬剤でまつげの根元からグッと立ち上げる技術。立ち上がりの角度は80度と、従来のまつげパーマよりもしっかりと長さを強調できるのが特徴です。自まつげが長くしっかりした人ほどまつげパーマが向いている傾向にあるため、どうしても差が気になるという人にはまつげパーマを提案してみるのもいいかもしれません。

まとめ

アイリストとして働いていると、いろいろなまつげに出会いますよね。エクステとまつげの差が気になりやすいのは、直毛でハリ・コシ・長さのあるお客様。特に強いカールのエクステを装着したときに違和感が出やすいようです。カウンセリングの際にこの条件がそろっている、もしくは差が気になったことがあるという声があるなら要注意!差を感じさせないようなエクステ選定や技術の提案により、お客様満足度の高いマツエクを目指しましょう。190616Ess

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