男性受けが良いマツエクデザイン!長さやカールはどうする?

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 お客様の中には「男性ウケするデザインがいいんです」「最近気になっている人がいて…」というニーズを抱える人もいますよね。誰からよく見られるためにマツエクをするのかは人それぞれですが、アイリスト自身は女性のケースが多いため、主観では提案しづらいもの。そこで、今回は男性受けの良いマツエクについてレクチャーしていきます。マツエクだけを考えるのではなく、まずはどういったメイクが男性に好まれるのかを学んでいきましょう。最後には、男性受けの良いマツエクデザインを画像付きで紹介。どのようなマツエクデザインにすれば良いのかイメージしやすいので、参考にしてくださいね。

 

男性受けの良いメイクとは?

マツエクの施術を受けにくるお客様のなかには、美しい目元になりたいという想いとともに、周り反応を気にする方もいます。さらには男性受けを気にする方もいませんか?そのようなお客様には、印象的な美しいマツエクをデザインするだけでは、プロのアイリストとしては不十分です。
男性受けを気にする目元を希望されるお客様に、最適なマツエクがデザインできるよう、まずは男性が求めている女性のメイクについて学んでいきましょう。

化粧品の臨床試験を実施している企業による調査に、「メイクに1番求めるものは?」というものがあります。その結果をグラフ化したものが下のもの。(男性1,678名・女性6,120名)

出典元:株式会社ヒューマ

女性がメイクに求めているものでは、「清潔感」、「きちんと感」、「女性らしさ」の3項目であまり差はありませんでした。一方男性では、「清潔感」が45.3%と圧倒的に多いという結果に。男性は華やかで女性らしいメイクよりも、清潔感が感じられるメイクを好むことが分かりますね。
また、同じ調査内で男性に「女性のメイクの濃さ」についてアンケートをとったところ、下記のような結果になりました。

出典元:株式会社ヒューマ

「どちらかというと薄め」と「かなり薄いメイク」を合わせると、80%もの男性が薄いメイクを好んいました。男性受けを狙うなら、清潔感ある薄いメイクを心掛けると良いようですね。さらに同じ調査内で「女性のメイクでNGなもの」について男性にアンケートをとっているのですが、下記のような結果に。

出典元:株式会社ヒューマ

濃いメイクに次いで、似合っていないメイクを男性は嫌がるようです。つまりその人にあった清潔感のあるナチュラルなものが好まれると言えるでしょう。

受けの良いマツエクとは?

では目元に限定して考えた場合、マツエクに対する男性の印象はどうなのでしょうか。
マイナビウーマンが2014年に22~34歳の男性に実施した「マツエクをどう思うか」のアンケートよると、マツエクを支持したのは36.9%のみでした。少し前の調査ではありますが、注目したいのが、支持をしなかった男性たちの理由
メイクをしていないときに違和感がある
目の健康に悪そう
寝ているときもついているのが嫌
気持ち悪い etc

気持ち悪いという男性の意見には、「マツエク=バサバサとしたボリュームがあるもの」や、「ずっとついているなんて不潔」というイメージがあるのかもしれません。メイクを落とした素顔のときに、まつげだけにボリュームが残っているのは、女性でも違和感がありますよね。アイメイクが楽になることがマツエクのメリットのひとつですが、男性受けを気にするなら、素顔のときでもナチュラルなデザインを心掛ける必要があるようです。
男性受けのマツエクデザインを知る前に考えたいのが、男性受けが悪いマツエクとは、どのようなものかということ。

①ボリュームがある
②ロング
③目尻強調

この3つのマツエクデザインは、男性受けが悪いようです。目元が印象的な女性に対して、セクシーさを感じる男性は多くいます。しかしそのセクシーさは、彼女には求めていない男性が多いそうです。

ナチュラルなマツエクデザインのポイント

できるだけ自然なマツエクデザインにしたいときに、気をつけたいポイントは、毛質・カール・長さ・ボリューム。それぞれについて詳しく説明していきましょう。

毛質

柔らかくしなやかであり、ハリやコシがないものを選ぶようにしましょう。おすすめはセーブルですが、メーカーによって柔らかさなどに差があります。サロン内で取り扱っているマツエクのなかで、柔らかいものはどれなのか確認しておくといいかもしれませんね。

カール

アイメイクをしていない自然な状態の目元に近いのは、Jカール。ただし普段ビューラーをしっかりするお客様にとっては、物足りないかもしれません。男性受けを考慮してカールが弱いものを選ぶことは大切ですが、お客様のメイクに合うマツエクを提案することも心掛けるようにしましょう。

長さ

ナチュラルなマツエクにするには、自まつげ+2mmを目安に長さの提案をしましょう。日本人のまつげの長さの平均は約7mmと言われています。そのため長さが9~10mmのマツエクを選ぶとナチュラルに仕上がります。ただ一重や奥二重では、さらに長さが必要なことも。お客様個々の目の形によって、ナチュラルに仕上がる長さを決められると良いですね。

ボリューム

マツエクのボリュームを決めるのは、太さと本数。ナチュラルに見せたいなら、太めのものを少しつけるより、細めのものを多めにつける方が自然に仕上がります。多めといっても男性受けするナチュラルデザインなら、80~100本がおすすめ。しかし同じ本数をつけても目幅によって、印象は大きく異なってきます。目元をしっかりと観察してから、本数や太さをお客様と相談するようにしましょう。

男性受けOKなナチュラルマツエクデザイン5選

お客様に施術する際に参考にしたい、ナチュラルなマツエクデザインを見ていきましょう。

出典:@aya1030miさん

120本装着していますが、太さと長さをMIXさせることで、ナチュラルに仕上げたデザイン。二重のラインに沿うような長さで、まつげが長くないため、目に光が入って明るさのある目元に仕上がっています。

出典:@eyeplus.designさん

ボリュームラッシュのように束でマツエクを付けたいお客様には、束にする本数を少なめにしておくとナチュラル感が出せます。多めを希望する場合も、男性受けを狙うなら、目に光が入るくらいの抜け感を大切にしましょう。

出典:@kaho_0529さん

強めのカールが好みのお客様の場合は、色味で柔らかい印象にする方法も。カラーをbrown系でまとめているので、カールが強くても優しい印象になっていますね。色素が薄いお客様は、blackよりも馴染みやすくおすすめです。

出典:@bettish.sayakaさん

アイラインを長めに引くお客様は、目尻を強調するデザインを好む傾向にあります。しかし男性受けはいまいち。そのため目尻長めを希望されたら、写真のようなタレ目デザインがおすすめ。ボリュームは抑えて、ナチュラル感を出しましょう。

出典:@kaho_0529さん

季節感を出すためや髪色に合わせるために、カラーエクステを希望されるお客様もいるかもしれません。原色は避け、ブラウン系に色味が混ざったエクステを選ぶと自然な目元に仕上がります。

自まつげがしっかりしているなら、まつげパーマもあり

出典:@iamai_0220さん

自まつげにボリュームと長さがあるお客様なら、まつげパーマの方が男性受けする目元に仕上げられることも。マツエクだけが手段でないことを忘れずに、お客様に提案できるといいですね。

横や上からの視線も考える

マツエクデザインを考える上で大切にしたいことが、人から見られる角度。食事をしているなどの面と向かっている時間以外は、正面から顔を見る機会は実はあまりありません。

出典:@inherit_signさん

ソファや車の座席に座っているときや、歩いているときは、横から顔を見られることが多いですよね。横から見ても自然な目元に仕上がっているか、必ず確認しお客様に納得してもらうようにしましょう。

出典:@emimimuuuさん

さらに男性からは、一般的には上から見られる機会が多いことも忘れてはいけません。斜め上から見て、バサバサしていないか、長すぎないかといった点を気にしながら、デザインを考えるようにしましょう。

 

まとめ

男性受けを気にしているお客様には、あまりみっちりと装着しすぎず、ナチュラルな抜け感のあるマツエクデザインがおすすめです。ただし目の形によって、適した長さやカール、ボリュームは違います。お客様ときちんと相談して、満足いただけるマツエクデザインを心掛けましょう。もし、「男性ウケがほしい」と言っているのに華美なデザインを望まれる場合はこの記事を参考に、冒頭でのアンケート結果などをお見せしてみてくださいね。

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