毎回「残っている自まつげの左右差が激しい」お客様。原因と対策をしっかり学ぼう!

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ボーテでも過去に取り上げている、“エクステが取れてしまう”問題。きちんと施術したはずなのに、再度ご来店いただいた際に「あれ、片方だけたくさん取 れてしまっている」という経験をした人も多いのでは?エクステが一部取れてしまうだけでなく、全体的に左右差が出てしまうのは、どういったことに原因があるのでしょうか。今回は、左右差のあるお客様に共通する原因と、対策について深堀してみたいと思います。

いつも同じ側の目や、同じ部分が取れている…過去記事のおさらい

左右差が出るお客様には、それぞれに原因があります。まずは以前ボーテでご紹介した記事をもとに、エクステが取れてしまう原因と対策について、おさらいしてみましょう。

マツエクが取れてしまう原因はさまざま

マツエクが取れてしまう原因は、お客様の生活習慣やクセなどさまざま。アイリスト目線でお客様へアドバイスするためには、どの部分のエクステが取れやすいのかを、しっかりと見極めなければいけません。

目じり部分のエクステが取れている場合

目じりのエクステは、他の部分に比べ長さを持たせているケースが多いもの。つける場所の特徴から、マツエクが他のものと接触することで、取れやすい環境を作ってしまっている場合がほとんどです。

以下に、目じり部分のエクステが取れやすい人のポイントをまとめてみました。

・横向き寝がクセになっていて、エクステが枕や布団にこすれる

・髪の毛が当たってしまう

・笑顔のときにまぶたに圧迫される

・まつげに物がふれたとき、気になって触ってしまう

目じりのマツエクが取れやすいなと感じたお客様には、上記のポイントを意識して、観察をしてみましょう。

目頭部分のエクステが取れている場合

目頭部分のまつげは、他の部分よりも短いのが特徴。また、細さも他の部分と比べ細い傾向にあるため、一番取れやすい部分と言えます。目頭部分のエクステが取れるのは、毛量や毛の細さが関係しているケースがほとんど。また、目頭にたまったゴミを取ろうと、無意識のうちに触ってしまうのが多いのも、この目頭部分です。

以下に、目頭部分のエクステが取れやすい人のポイントをまとめてみました。

・外の部分よりもまつげが細いので、エクステが取れやすい

・目ヤニを取るクセがあって触ってしまう

・エクステの違和感を感じて触ってしまう

目頭のエクステがよくとれているお客様には、まず触りグセがないかを確認してみましょう。

目の中央部分にあるエクステが取れている場合

目の中央部分にあるエクステがよく取れるのは、他の部分に比べて、原因が特定しにくいと言われています。取れたあとのスカスカ感が目立つ場所でもあるため、できるだけ的確にお客様へアドバイスをしていかなければいけません。

以下に、中央部分のエクステが取れやすい人のポイントをまとめてみました。

・目の中央部分にあるまつげにクセがある

・洗顔のときなど、目の中央部分に集中して力を加えてしまう

・目が大きく、目の中心部に高さがある

目の中央にあるエクステばかりが抜けているというお客様は、自まつげの状態や目の状態をよく確認して、お客様に合ったアドバイスができるようにしましょう。

 

更に掘り下げ!他に取れやすくなる原因はある?

マツエクの取れ方に左右差が出てしまうお客様には、一般的な原因のほかに、お客様ならではの原因が隠されているケースもあります。左右差を起こしてしまう原因には、他にどのようなことが考えられるのでしょうか?

お客様がエクステを触ってしまうと聞くと、すぐに触りグセを疑ってしまいがちですが、なぜ触ってしまうのか?というところまで突き詰めることが、左右差をなくすポイントとなります。

片目だけ二重などまぶた自体に左右差がある

エクステの取れ方に左右差が出る場合、お客様のまぶた自体に原因があるケースも考えられます。よくあるのが、どちらか片方だけが二重という場合。一重の場合と二重の場合では、自まつげの角度にも差が生じます。その結果、左右同じようにエクステを付けてしまうと、片方だけが極端に下を向いてしまうことに。左右でエクステの角度が違うため、見え方や感覚に違和感が生じて、触ってしまうお客様も少なくありません。

▼自まつげの角度については、こちらの記事もチェック!

利き手の目はエクステが取れやすくなる人も

エクステは、外部からの刺激に弱いもの。クレンジングや洗顔の際には、お客様自身で取り扱いに注意していただかなければいけません。マツエクを付けたことで、目元への接触を意識しているお客様もいらっしゃいますが、無意識のうちに力を加えてしまっているケースも意外と多いのです。

無意識のうちに力がかかりやすいのは、利き手の方の目。左右均等な力加減でやさしくクレンジングや洗顔をしているつもりでも、ついつい利き手の方だけ、顔にかかる力が強くなっている可能性も否定できません。

クレンジングや洗顔は毎日のこと。毎日蓄積される圧力の差は、エクステが外れることで明らかになるのです。思い当たる要因がないのに、エクステの取れ具合に左右差があるというお客様には、利き手を確認してみましょう。もし、利き手とエクステがたくさん取れている目が同じ方向であれば、力加減に違いがある可能性大です。

毛周期に違いがある

エクステは、自まつげの毛周期に合わせて、自然と取れていくものです。たいていの場合、左右の毛周期は同じようなペースで一周するため、エクステが取れているスピードもほぼ同じとなっています。

しかし、左右差が明らかにあるという人の場合、右と左で毛周期が違うという可能性も考えられるのです。毛周期に原因があるお客様の場合は、エクステだけが取れるのではなく、自まつげごと抜けてしまっていることがほとんど。

施術前にお客様のまつげを確認して、片方だけまつげごと抜け落ちている数が多いと判断した場合は、毛周期を頭に入れながら施術を行なうのがベストです。

提案例やアドバイスは?

左右差が出る原因を頭に入れたうえで、アイリストとしてお客様に合った提案やアドバイスを行なっていかなければいけません。的確な提案やアドバイスをするためには、どのようなポイントを頭に入れておくとよいのでしょうか。

まつげの角度に左右差がある場合

左右でまぶたに違いがあったり、自まつげの角度が左右で大きく違ったりする場合には、お客様が無意識のうちにまつげを触ってしまっている可能性も否定できません。まつげの角度に違いがあるお客様には、施術前にあらかじめ注意を促しておくことが重要なポイントとなります。「左右で自まつげの角度が違うので、エクステをつけても見え方に違いを感じる場合があります。」など、お客様の触りグセを極力減らすような声かけをしておきましょう。

また施術面では、まつげが下がっているほうの目に、反対側よりも強いカールのエクステを施術するという裏ワザもあります。下がっているほうの目に強いカールをつけることで、角度の違いを中和することができるのです。その結果、お客様自身も角度の違いを気にすることがなくなり、触ってしまう回数を減らすことにもつなげられます。

注意喚起&施術の工夫で、「角度違いの左右差」に負けない施術を心がけましょう。

リペアのペースを早める

左右差があるお客様には、今までよりも早めのペースでリペアに来ていただくのも、ひとつの方法です。一般的には3週間から1ヶ月くらいでの来店が多いですが、左右差の気になるお客様には、2週間程度でのリペアをおすすめしてみましょう。

早めにリペアをすることで、エクステがたくさん抜けてしまう前に、新しいものを装着することができます。また、前回来店時にはまだ産毛だったまつげが太く成長し、装着の対象となる自まつげが増えている確率もアップ。たくさん抜ける側が抜けきってからのリペアだと、付け替える直前の見た目も、左右差が激しい状態となってしまいます。

左右差があるとわかっているお客様には、早めのリペアを促して、左右の見た目に違いのない状態をキープできるよう、アドバイスしていきましょう。

とれやすい方の目にあらかじめたくさん装着しておく

左右対称にエクステを装着すると、日が経つごとに見た目のバランスがどんどん悪くなってしまいます。取れてしまう原因を追究するのも大切ですが、美しい見た目をできるだけ長くキープできるよう、工夫を凝らすのも重要なワザです。

左右差が10本くらいであれば、つけたての状態でも見た目の違和感はありません。例えば、120本つけたいとおっしゃるお客様には、右目66本左目55本など、最初から10本くらい差をつけて装着しておくのも、ひとつの方法です。

この方法を取ることで、実際に「気になりにくくなった!」とおっしゃるお客様も多くいらっしゃいます。ぜひひとつの改善策として、取り入れてみてください。

まとめ

アイリストとして、お客様にはいつもきれいな目元をキープしていただきたいもの。しかし、お客様の目元には11人個性があるため、適宜お客様に合わせた施術を行なっていかなければいけません。「いつも片方だけとれてしまう」とお悩みのお客様には、提案とアドバイスを行なって、悩みを解決してあげられるような施術を心がけていきましょう。181128Eue

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